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2007年7月 5日 (木)

続・外科の手術後

昨日の外科の手術後の記事の続編です→http://gram-stain-id.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_11f9.html

その後5日ほどして、スメアの状態が変わってきました。よくよく聞くと、塗抹でグラム陽性球菌が観察されて、ぶどう球菌とコメントしていたのも考慮したのかVCMが投与されていました。結局5日してもVCMの効果がないと判断し、抗菌薬についてICTへ相談ありました。どういったコメント返しましょう?昨日のスメアとも比較してコメントも考慮して下さい。

ポイントは膿汁の状態、スメアで見られる菌、白血球などの背景なども感じ取れる分だけ感じてください。難しいかなあ?フル回転して下さい。

5日後のスメア掲載しますね。

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背景など病態把握」カテゴリの記事

コメント

こんばんは.
夾膜をもつグラム陰性桿菌がいくつもみえますね.クレブシエラでしょうか?
白血球像や背景像についてはよく分かりません.白血球の核がはっきりしているのならば,activeな炎症像,ということになるのでしょうか?
いずれにせよ,グラム陽性球菌ターゲットのVCMでは治療効果が望めないので,グラム陰性菌もカバーした抗菌薬に変更,というアドバイスになるでしょうか.
しかし,こういうケースは結局「ドレナージしてなんぼ」ということになることが多いように思います.

投稿: ID conference管理人 | 2007年7月 8日 (日) 22時55分

ID conference管理人さま、コメントありがとうございます。

的確なコメントありがとうございます。そうですね、『ドレナージ先行』ですね。ドレナージの意味は抗菌薬を投与しても移行が悪いからでしょうね。

染色には莢膜産生のGNRが多いことから肺炎桿菌の可能性が高くコメントの通りです。また、白血球の核はっきりしている=新鮮な白血球と考え、Activeな感染が疑われるのもそうです。非常に良いコメントになります。前回のスメアから今回のスメアに変化したということなのですが、前回のはそういった新鮮な白血球どころか、古いものも見られませんので内容物が変化しています。一部グラム陽性球菌も見れますのでそれはVCMで一時的に菌量が減少したことが示唆されます。

VCMの治療効果もそうですが、前回のスメアでたくさん出ていたグラム陽性球菌の数が減少しているのに臨床状態が改善していないし、莢膜産生のGNRも増えてきたと考えると、単に今回はGNRの感染が起こったと考えるのと、前回のスメアには見られませんが、GNRの感染も潜在性にあったのでしょう。なので抗菌薬は3世代セフェムが初期に入っても良いのでしょうね。スメアよりカルバペネムまでは不要ですね。

その調子でスメアを見て言って下さい。

ドレナージされどドレナージ。ICTでは薦めたい事項ですね。

投稿: 師範手前 | 2007年7月 9日 (月) 19時04分

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