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2007年6月29日 (金)

何がなんだか・・・区別つきますか?

昨日はQFT TB-2Gの講義に行っていました。難しい講義ですが、20名ほど集まって頂きました。

本日は肺炎患者です。P1の痰が採取され、Geckler4でした。スメア見るとこんな感じです。コメントにブランハメラあり(貪食あり)とコメント付けて返しましたが、次の日の培養では肺炎桿菌3+、常在菌1+のみ検出され、肝心のブランハメラは検出できませんでした。SPCN(塗抹陽性、培養陰性)かと思いコメント付けました。塗抹の強みかな?と思いました。でもレトロに見るのでわかりますが、このスメアで肺炎桿菌とブランハメラの違い見えますか?師範手前の私は最初に分かりました。挑戦して下さい。

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グラム陽性菌」カテゴリの記事

コメント

中央下の莢膜のようなものが見えるものなどが肺炎桿菌でしょうか。
私も先週、整形の脊柱の手術の際に痰が吹き出してきたと、手術室から痰がついた人工鼻が細菌検査室に出されてきたのが、グラム染色でも肺炎桿菌だらけだったのが推察できた症例がありましたが、この写真に比べればずっとわかりやすいものでした。私はこの写真見て、ブランハメラしか気付かないと思います。最初に気付くなんて素晴らしいですね。

投稿: 流浪の技師 | 2007年7月 2日 (月) 21時16分

流浪の技師さま
ありがとうございます。
脊柱の手術ですか?化膿性ではないでしょうね。胃酸の分泌弱くて出てきていないでしょうね。良くあることです。でも人工鼻付けていてよかったですよね。なかったら飛沫ぶりぶりですね。

肺炎桿菌とブランハメラの違いですが、肺炎桿菌は普通もう少し大きく観察されますが、今回は非常に小さく観察されました。ただ、単一だったのであれ?と思いました。ブランハメラなら双球菌なのでこれは違うと感じました。莢膜らしきものもあるので肺炎桿菌で良いかなと思いましたが掲載した写真は一番分かりやすかった部分です。染まり具合が同じなのだな?と今回は私も感動しましたよ。そうです?

投稿: 師範手前 | 2007年7月 2日 (月) 22時24分

度々お邪魔します。
脊柱の手術は、化膿性のものではありませんでしたが、整形の手術で術中に喀痰のグラム染色の迅速報告を求められたことなどなかったので、驚きました(笑)

投稿: 流浪の技師 | 2007年7月 2日 (月) 23時08分

今回は喀痰での肺炎桿菌ですが、例えば血液培養などで純培養にグラム陰性桿菌が発育してきた場合に、桿菌が短くしかも分裂最中なのか2つひっついていて球菌もしくは双球菌??と見える場合があり途惑う事があります。そういった経験をしていると今回のスメアはほとんどが肺炎桿菌であってブランハメラを疑う菌は私には数個しか見えないように思います。(右端のほうはピントが微妙でよくわかりませんが)肺炎桿菌の発育速度が速い&菌量が多いのでブランハメラのSPCNがおこるのでしょうか??コメントで貪食像あり・・を入れておられるので起因菌としてはブランハメラ?でもこのようなパターンは肺炎桿菌も菌量からして混合感染と考えて良いのですよね?すみませんがご指導ください。

投稿: 弟子14号 | 2007年7月22日 (日) 15時52分

弟子14号さま、コメントありがとうございます。

このスメアは非常に分かりにくいものです。ブランハメラ様にある肺炎桿菌が一面にあります。貪食も肺炎桿菌になり、培養で発育してこなかったのは
①肺炎桿菌が多くてブランハメラが採れない
②ブランハメラは居ない(発育しない)
になろうかと思います。
培養を確認して、再度スメアを確認すると、菌が2双でなく単一のが多い状況が分かり、肺炎桿菌が多い状況が確認できます。

この場合は双球菌は起炎菌の可能性は低いと考えることが良く、菌量が少なくてもブランハメラは取れます。なので今回はブランハメラは起炎菌ではないという判断になります。

投稿: 師範手前 | 2007年7月23日 (月) 22時19分

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