« 次の日に状況が変わりました・・・ | トップページ | 尿路感染症の由来臓器は・・・どこ? »

2007年6月 1日 (金)

急性化膿性閉塞性胆管炎の患者

65歳男性。胆道閉塞で来院。熱が高かったのでとりあえず血液培養を採りました。3病日には抗菌薬では良くならずドレナージも兼ねて胆汁も採取しましたが、それより先に血培陽性になりました。その時のスメアです。カルチャーボトルは混濁でガスの産生があり、好気用嫌気用とも陽性です。2つともスメア掲載します。どうでしょうか?

Aosc600 ×1000 嫌気ボトル

Aosc600_1 ×1000 好気ボトル

|

« 次の日に状況が変わりました・・・ | トップページ | 尿路感染症の由来臓器は・・・どこ? »

グラム陽性菌」カテゴリの記事

コメント

嫌気ボトルからGPRとGNR(一部GPCもいますか?)・好気ボトルからGNRが見えるように思います。
AOSCの病態を疑って3日間保存的治療・・というのはあまり一般的でないように思います。閉塞解除なしで戦えないケースの一つであると理解しています。
胆道感染であれば上記の複合感染もよくみられます
腸内細菌+EnterococcusやStreptococcusのパタンに遭遇します。本ケースのスメアではあまりGPC-Clusterと言い切れませんが・・・「培養ボトルからガス」は腸内細菌の時にみられる所見でしたか?ガス産生菌?ClostridiumなどGPRは胆道感染には通常あまり関与しなさそうに思いますがコンタミの可能性もありますか?ボトルのガス産生と関連ありますか?今よく分かりません。ご教示の程お願いいたします。
ではICU患者さんを診にいってきます。

投稿: 総合内科医志望 | 2007年6月 3日 (日) 08時01分

AOSCの病態を疑って3日間保存的治療・・というのはあまり一般的でないように思います。

そうですね。どうなんでしょう?主治医も何か意図があってのことでしょうが・・・。ICTのコメントに理解の乏しい方なので強く言えない状況です。そういう場合はどう介入されていますか?①強く言い切る②ほっておく③他の先生に頼る 感染症の治療より難しいですね。

ボトルのガス産生と関連ありますか?
これは腸内細菌特有の現象です。特にKlebsiella,Enterobacterで強いです。大腸菌はやや弱く、当院はそれを一つの鑑別性状にしています。
なのでガス産生=腸内細菌と思っていただいても結構です。問題は嫌気性で見れるGPRですが、嫌気+GPRなので通常Clostridiumが浮かぶところですが、確定したい場合のポイントはどうでしょう?

投稿: 師範手前 | 2007年6月 4日 (月) 22時33分

クロストリジウム では?

投稿: 見習い | 2007年6月 7日 (木) 17時58分

見習いさま

Clostridiumで良いと思われますが、Bacillusとの鑑別やCorynebacteriumとの鑑別をどうしてしているの?と質問されたら何と答えましょうか?

投稿: 師範手前 | 2007年6月 8日 (金) 12時01分

Clostridiumと推測可能な点として

①嫌気性のボトルのみの発育(Bacillusは好気も発育する)
②ボトルには明らかな溶血がない(Bacillusは溶血が多い)
③スメアで大型な桿菌で辺縁が角ばっている(Bacillusはやや丸い)

芽胞の確認はグラム染色では困難なので簡易的にはギムザ染色で可能。

投稿: 師範手前 | 2007年6月11日 (月) 09時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 次の日に状況が変わりました・・・ | トップページ | 尿路感染症の由来臓器は・・・どこ? »