重症でないけど肺炎です
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コメント
Smoker男性・LVFXでPartially treatedな呼吸器感染の状態を考えます。一般的には前医で広域抗菌薬投与後の喀痰塗沫は解釈に注意が必要(菌が消えている・当初の起炎菌と違ったものになっている)と思いますが、本ケースでは少量のGPCに加え優位にGNCB(Cocco-Bacilli)と思われる菌を認めH.influenzaeの関与を疑います。P2検体なので信頼してよいでしょうか。LVFX投与で改善しない??のはなぜか疑問に思います。キノロン耐性株??GPCは一部双球菌?にも見えますが典型的な肺炎球菌ではないように思います。治療については・・・状況は悪くないようで、一撃必殺の治療は必要ないように思いますが、BLNARをどこまで考えるかで異なります。AMPCで試してみることも可な状況でしょうか?3世代セフェム?難しいところです。みなさまご教示お願いいたします。
投稿: 総合内科医志望 | 2007年5月10日 (木) 00時27分
総合内科医志望さまいくつもコメントありがとうございます。ご指摘の点は少々書き直させてもらいます。今回ほ少し捻りインフルエンザ菌のキノロン耐性です。感受性検査を実施していてたまに遭遇しますが、よくあるのがBLNASでLVFX耐性です。BLNARではあまりお見かけしません。成人小児関係なく出てきます。インフルエンザ菌の場合は成人小児で感受性検査薬剤を分けた方が良いのですが、LVFXも入れています。使用しないと理解していての検査です。疫学的な情報収集もありますが必要ないです。無駄ですね。菌で区分けしても年齢などでは区分けしていません。セット化した感受性検査の手順もあるので。それぞれの院内での方法を検討するのも良いでしょうね。成人ではこの場合は無効ですよね。CDTRなどが良いのでしょうかね?AZMも良いですが、先日から報道やらでマクロライド耐性のマイコプラズマ出てますよね。重症化は少ないのですが危惧は必要と思います。臨床的には少しオーバー?な内容にも感じますがどうでしょうかね。
投稿: 師範手前 | 2007年5月10日 (木) 01時14分