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2007年5月 9日 (水)

本日も腎盂腎炎ですが・・・(今日のは簡単です)

症例84歳男性。前立腺肥大症の既往あり。発熱、残尿感もあり、近医でCFPNを処方されていましたが、高熱を呈するようになり来院されました。腎盂尿が採取されました。その時のスメアです。単一菌なので少し簡単でしょう。ちなみに血液培養は72時間経過しましたが陰性です。昨日は難しすぎました・・・。反省です。

塗抹で見える菌と背景にある細胞など良く観察して下さい。初期治療は何が良いのでしょうか?この菌のみターゲットにして良いのでしょうか?グラム陰性菌は見えないけれど・・・。Photo_39

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グラム陽性菌」カテゴリの記事

コメント

本日は勢いでたくさんコメントさせていただいてしまいました。
本ケースでは前立腺炎・膿瘍の可能性のチェックが必要と思います。尿閉の評価も必要です。前立腺肥大による尿閉があるようならば治療アプローチも起炎菌も異なります(いわゆる複雑性尿路感染症)。尿所見はGPC-clusterでEnterococcus sp.の関与を疑います。最初からEnterococcusの関与することは少ないと思いますが、complicated UTIならば本物の可能性も上がります。前医でセフェム処方されており、GNRが消えているだけの可能性が高いと思いますのでGNRのカバーは必要と思います。前立腺炎・膿瘍の続発を疑うならば移行性の良いものがベター(ST合剤やキノロン?)ではないでしょうか。治療期間も異なります。
(些細なことですが通常の導尿で得られる検体は腎盂尿ではないと思います)Enterococcusのカバーをどこまで行うか?は難しいです。優位に見えているのでカバーせざるを得ないように思いますが・・・最初はVCM?状況許せばABPCで開始するかもしれません。ご教示いただければ幸いです。

投稿: 総合内科医志望 | 2007年5月10日 (木) 00時50分

すいません。尿道カテとは尿管カテのことです。同一解釈していました。すいません。なので腎盂尿採取の目的になりますので。総合内科医志望さま的確な指摘ありがとうございます。そうですね。最初はVCMでも良いかと思いますが、GNRについてカバーが必要かと思います。思い切ってABPC/SBTでも良いのかもしれません。大腸菌などのβラクタマーゼ産生菌もカバー可能ですし。単純な尿路感染?の場合でしたら良いかと思ってますがどうでしょうか?大曲先生のマニュアルではアミノグリコ+ABPCとの記載もありますね。PIPC/TAZが使用できたら・・・と思います。

投稿: 師範手前 | 2007年5月10日 (木) 01時03分

血液培養は1setのみでしょうか?
IEのr/oはした方がよいと思います。
2例ほど、尿中の腸球菌(+)のIEを見たことがあります。

投稿: ドロドロ専門医 | 2007年5月23日 (水) 20時42分

ドロドロ専門医さま すごい名前ですね。 血液培養は1セットのみです。マニュアルでは2セット採取としているのですが・・・。遵守率が悪い状況です。すいません。そうですね腸球菌のIEをr/oしとかないといけませんね。今回は一応実施されてたようで、npでした。腸球菌のIEは感受性もそうですがカテゴリーが難しいですよね?faeciumでしたらもっと大変そうです。アミノグリコ高度耐性(GM>512,SM>1024)ならもっと大変ですね。IE起こす腸球菌はヘモリジン産生株が多いようです。なので培養表現型は尿とは異なります。へえ~と思うこと多いです。IEの管理は大変でなかってですか?

投稿: 師範手前 | 2007年5月23日 (水) 21時20分

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